三次元加工とは

金型などを製作する切削加工の方法には、X軸(水平軸)とY軸(垂直軸)の2次元で行う方法に加えて、奥行き軸とも呼ばれるZ軸を加えた3D加工が主流になっています。

 

さらに近年では、回転軸(C軸)と傾斜軸(A軸)を加えた5軸加工機も登場し、さまざまな加工がスピーディーにできるようになりました。

 

主流になりつつある3D加工においては、マシニングセンタによる加工法も定番化しています。

 

X・Y・Z軸の3軸を同時に制御し、工具の位置決めをして加工する方法は、立体的で複雑な形状の生成に適しています。

 

CADやCAMを使って設計・プログラミングを行い、マシニングセンタを使って加工・製造する流れです。

 

従来より高速・高精度の加工ができるため、大量生産品に用いられる金型の製造はもちろん、より精密さが求められる医療品や自動車部品の加工にも利用されています。